施工事例|新築の庭・外構|堺市北区N様邸

車の出し入れがしやすいカーポートを設置!

依頼者

〔ご依頼内容〕

初めての外構工事なので
どうすればいいかわからない!

参考費用
280万円(実働:約20日) 外構

施工

外庭(西川技建)のホームページから問い合わせいただいた堺市北区のN様。「初めての外構工事なのでどうすれば良いかよくわからない」とのことだったので「じゃあ外構をしないで一度住んでみたらどうですか?」というアドバイスをさせていただき、それがきっかけでご依頼いただきました。
外庭では、図面じゃイメージがわかないお客様には一度住んでいただいてから生活動線のイメージをプランに反映させる提案をしています。しばらくの間、生活するための仮設のガレージやポスト、インターホンなど生活に必要な最低限の設備は無料で設置させていただきます(^^)/

今回の1つ目のポイント、玄関ドアの目隠しを兼ねた門塀です!しっかりと配筋を組んでブロック基礎を作り、下地ブロックにもキチンと配筋を施して強固な門塀の下地を作ります。正面からは光源が見えないように仕込む間接照明が外構をいっそう引き立てます(^_-)-☆

私たちの工事の特徴は、しっかりとした下地造りにあります。玄関アプローチ階段の配筋…ここまでしている業者さんは私たちでさえ見たことがないですね(;^_^A
建物周りの犬走りも、砕石でしっかり路盤を作った上にメッシュ筋を敷いてコンクリートを流し込みます。

門塀にLED間接照明を仕込んで軽量モルタルで左官下地を作り、この上からジョリパットと呼ばれる化粧材を左官塗りで仕上げます。花壇には黒色のレンガをアーチ状に組み積み、門周りを引き立たせます(^^)/ 

階段には玄関と同じタイルを空中に浮かせ、足元にはLED照明を仕込んで夜間の足元をやさしく灯します(*´▽`*)
玄関アプローチには、機械を一切使用しない日本古来の職人技で乱形石(天然石)を手割しながら1枚ずつ貼っていきます。貼り終えた石を見ると、手割にしか出せない石の表情が浮かび上がるんですよ(^_-)-☆

門柱やタイル、花壇に養生を施して、左官塗でジョリパットを仕上げます(^_-)-☆
今回は骨材にこだわってみましたよ。実際に近くで見ないとわからない程度ですが、通常の骨材を混ぜるよりも表情が豊かです。また、門柱に併設されたコンクリート洗い出し土間を作るため、硬化を遅らせる遅延剤を散布。翌日に洗い流せばコンクリート洗い出し土間の完成!
冬季なのでどうしても作業は夜間になってしまうのですが、年間を通して変わらないクオリティを保つには、効果のタイミングを見極める必要があるのです。

N様の外構工事で一番こだわった場所が、こちらのカーポート。人力では持ち上げることができない重量です。2台タイプのカーポートよりも梁をうんと長くしました。それには理由がありまして…建物に面した道路がそれほど広くないため、通常の位置にカーポートの柱を設置すると車の出し入れが極端にしにくくなるんです。ご予算と相談しながら色々と考えた結果、前側の梁を10m延長することに。これによって、車の出し入れが簡単になりました!
若干割高にはなりますが、毎日使用することを考えてみれば断然こちらのカーポートにして正解だと思います。本当は割高なのに、「若干」をつけたのは、外庭の企業努力で得値をたたき出したからであります(*´▽`*) 

カーポート屋根の下にコンクリート土間が仕上がったので、スリットラインを彩ります。このスリットラインに、タマリュウや芝生を植栽しているお家をよく見かけますが、私たちはNGにしています。理由は、場所がカーポートで毎日車を停めるので枯れる要素しかないこと。それに、お手入れをされる方が極めて少ないこと。ですから、スリットに緑を彩りたいお客様には人工芝をおすすめしています。排水処理ができるようにしていますので、雨水でカビが生えるようなリスクはかなりの確率で軽減。
シンボルツリーは山採りのアオダモをメインにし、雨が降っても花壇の土が飛び跳ねないよう石材を上手く使って仕上げます(*´▽`*)

完成

LED照明が階段をやさしく灯します(*´▽`*)
門塀に仕込んだLED間接照明は、計算通り縦に段差を設けた部分を浮かび上がらせ、昼間と違う表情の演出に成功(^^)/

春になるとアオダモの新芽が芽吹くので、さらに彩が映えますね(*´▽`*)
10mに延長したカーポートの梁のおかげで車の出し入れがしやすくなり、車を雨風から守ります。ちなみに、屋根材は熱線遮断ポリカなので、真夏の車中温度が相当快適になりますよ(^^♪

N様の家はライティングにもこだわりました(^_-)-☆
延長した梁にもスポットライトを2基仕込み、100V照明を一切使用せず全てのLED照明をローボルトにすることで、これだけの照明が点灯していても電気料金は相当お得なんですよ!
家に帰るとやさしい明かりが灯されているだけでホッとしますよね。また、この照明は防犯対策にもなります(*´▽`*)

家を建てた住宅メーカーさんには納得のいくプランを出してもらえなかったということで、N様とご縁がつながった外庭(西川技建)です(*´▽`*)
私たちは、外構工事を専門に商いをさせていただいているので、それなりに自負するところもございますが、どのような業者であってもフィーリングとタイミングが合わないとご縁につながる確率は低いです。こうしてご縁がつながったお客様には、説明する上で失敗談も含めてきちんとデメリットもお伝えすることから始まります。そうしたヒアリングを複数回重ねることで信用が育まれ、依頼につながると考えています。
大抵の方々は、人生でそう何度も外構工事をされる機会はありませんよね。そんな中で今回の外構工事は、「どうせやるなら、できるだけ予算に合った希望通りの外構にしたい」と願う方のための施工事例になりました。

当初はクローズ外構を希望されていましたが、しばらく何もしないまま住んでいただいた後にオープン外構にプラン変更したんです、実は(^_-)-☆
住んでから見えてきた将来の動線…何年後かにリフォームすることを考えると、新築工事の時に今後変更をしなくてもいいよう仕上げておきたいと願うのが当然だと思います。