植栽とは、植木などを庭に植えて庭園のデザインを楽しむことを言います。
今回は植栽初心者の方が気を付けるべきポイントや、植栽の基礎についていくつかまとめてみたのでご紹介いたします。この記事を読んで、植栽に挑戦してみましょう。
植栽で植える「植木」には大きく分けて2つの種類があります。
どんな種類があるのか見ていきましょう。
1つ目は「常緑樹」です。こちらは1年を通じて葉を付け続ける樹の種類になります。
冬の期間でも、葉の数は減ってもある程度は残り続け、そのまま越冬できる品種になります。
存在感がある種類なので庭木を目立たせたい場合に活用できます。
2つ目は「落葉樹」です。落葉樹は冬になると葉を落とし、枝のみになる種類の事です。
葉を落として越冬するため、剪定の作業などは冬季間に行われます。
繊細な「枝模様」を重視して選ぶのがポイントです。
植栽では、どの時期に見頃になるのか?など、季節の変化を意識して植木を選ぶことがポイントです。
四季によっておすすめの品種を選んできたのでご紹介いたします。
寄せ植えなどで使いやすいのが、ツツジ類です。
低木の常緑なので、冬場になっても寂しさを感じさせることがありません。
4月に開花し、春の間は白や赤、ピンクなどの花の色を楽しむことが出来るでしょう。
アベリアは5月ごろに開花し、10月ごろまで花が咲きます。
花壇での寄せ植えに使われ、低木なのに存在感のある種類になります。
剪定でも強い切込みに耐えられ、感想にも強いことからマンションなどでも扱いやすい品種です。
秋の植栽と言えば、欠かせないのが「紅葉」ですが、
イロハモミジなどは環境の変化で色づきが変わってしまいます。
そこでおすすめなのが、ブルーベリーです。ブルーベリーは比較的簡単に紅葉を見せ、
品種によって枝まで染まる物もあるため、初心者におすすめです。
冬になると多くの植木は冬眠に入り、静かに春の訪れを待ちます。
段々と春に近づくにつれ、花芽を出し始める「ダンコウバイ」は冬の植栽としておすすめです。
野山で咲くような花ですが、春の訪れを感じさせてくれる樹でもあるのです。
植栽のある庭を持つ最大のメリットは「季節の変化を感じられること」です。
日本人は昔から四季のある日常の中で生活し、そこに順応してきました。
四季をきちんと感じることで、日本人らしい豊かな生活環境を得ることが出来るでしょう。
というわけで、今回は初心者の方でもわかりやすいように、植栽についてまとめてきました。
植栽は始めてみると多くの人が夢中になってしまう不思議な魅力がある趣味です。
マンションなどでも気軽に始められる品種もあるため、早速挑戦してみてはいかがでしょうか?