侵入・盗撮・トラブルを防ぐためにも、
家の防犯対策はしっかり行っておきたいポイントです。
防犯対策グッズの設置もおすすめですが、
実は防犯を意識した外構工事法も
多数あることをご存知でしょうか。
今回は、防犯対策として有効な外構工事や、
工事をするメリット・デメリットについて紹介します。
門扉は、敷地と敷地外を分ける扉であり、
玄関前に設けるもう1つの入り口です。
防犯対策だけでなく、適度にプライバシーを守り、
近隣からの目線をシャットダウンできるという
メリットもあります。
〇メリット:「侵入に時間がかかる」というイメージを与えられる
門扉を作る防犯上のメリットとして、
侵入までの時間を稼げることが挙げられます。
鍵や門のこじ開けに時間がかかると、
その分周囲の人に発見されるリスクが高くなりますから、
泥棒や空き巣が寄り付きにくくなるでしょう。
〇デメリット:デザインや機能性に注意が必要
門扉の防犯性はとても高い一方、デザインや機能性に
十分配慮したものを選ぶ必要があります。
門扉が開くだけの十分なスペースがあるか、外開きか内開きか、
錆びや汚れに対するメンテナンスの手間なども
考慮して決めましょう。
また、雨の日に門扉を開閉する度に手が濡れてしまったり、
重い荷物を持って入るのが難しくなったり、
動線の確保を検討することも大切です。
玄関前のアプローチやお庭に
砂利を敷き詰める防犯対策もあります。
普通の砂利を敷き詰めることはもちろん、「防犯砂利」と呼ばれる
大きな音が発生しやすい砂利と敷き詰めることも可能です。
〇メリット:音による察知ができる
人や物が通ることでジャリジャリと音を立ててくれるため、
侵入者を察知しやすくなります。
また、侵入者も「音が出て周りに怪しまれそうだから、
この家は止めておこう…」と忌避しやすく、
留守中の防犯対策としても有効です。
〇デメリット:お手入れに時間がかかることも…
軽い砂利を使うことですぐに削れて粉っぽくなってしまったり、
除草シートを使わないと雑草が生え放題になったりします。
また、子どもが転んで怪我をしたり、ペットが口に入れたりしないよう、
安全性に気を配る必要もあるでしょう。
そのため、家の裏手や勝手口など、目の届きにくい場所にだけ
砂利を敷くのもおすすめです。
敷地と敷地外との境界をはっきり分けられるフェンスは、
外からの侵入を防ぐ効果があります。
素材や高さによって違いがありますが、
侵入者に対し心理的なプレッシャーを与えやすくなるでしょう。
〇メリット:入りにくさと見えやすさを兼ねている
侵入するためにはフェンスを股ぎ超えないといけないうえ、
敷地内に入ってもフェンスの隙間から犯行が丸見えになるため、バレやすくなります。
わざわざフェンスを超えてまで侵入するメリットが見出しにくくなり、
いい意味で「泥棒が嫌う家」を作れるでしょう。
〇デメリット:日当たりや通気性への配慮が必須!
フェンスを設置する場所によっては、
日当たりや通気性への配慮をした方がいい場合もあります。
フェンスが快適な暮らしを邪魔しないよう、
素材や高さを計算しながら選んでいきましょう。
家を建てたりリフォームしたりする段階で
防犯を意識しておけば、いざという時の安心にもつながります。
被害に遭ってから後悔することのないよう、
デザイン性・機能性・防犯性それぞれのバランスを取れるように
外構業者に相談していきましょう。